理学療法士・作業療法士の平均年収|年齢・経験年数・職場の規模別の給料比較

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● 今の職場の年収が低い気がするけど、理学療法士・作業療法士の平均的な年収が分からないから判断できない・・・。
● 給料面で困らない転職先を探すために、まずは年齢・経験年数・職場の規模ごとの給料の相場を知りたいけど、まとまった情報が無いから分からない・・・。

そのようなことでお悩みではありませんか?

2020年に厚生労働省により発表された報告書「賃金構造基本統計調査」には、理学療法士・作業療法士の年齢や経験年収、職場の規模別の給料などが詳細に記載されており、確認することで今の職場の給料が高いのか、低いのかを確認することができます。

今の職場の給料が低い気がすると感じている方は、ぜひこの調査を基に紹介する以下の様々なデータとあなたの職場の給料を照らし合わせることで客観的に今の職場に働き続けるべきか判断することができます。

また、すでに職場探しをしている方は、候補に考えている転職先の今後数年だけでなく、数十年にわたる予定支給額と比較することで将来的に給料面で失敗しない転職先か判断することもできます。

それでは、理学療法士・作業療法士の平均的な年収を把握したい方のために、年齢・経験年数・職場の規模別の給料の相場。さらに、どのような職場が年収が高い傾向にあるのかについて紹介します。

理学療法士・作業療法士の平均年収は409万円

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厚生労働省が令和元年(2019年)に集計し、2020年に公表した最新の賃金構造基本統計調査によると、理学療法士および作業療法士の平均年収は約409万円となっています。

高いと感じる方、低いと感じる方それぞれだとは思いますが、年収は年齢などによって大きく異なるため、今の職場と比較する際や転職先に求める年収を考える際にはその点を考慮して判断する必要があります。

この賃金構造基本統計調査には、基本給や職務手当、精皆勤手当、通勤手当、家族手当、超過労働給与額などを含む月給と年間の賞与(ボーナス)が記されており、月給×12ヶ月分+年間の賞与にて現実的な年収を算出することができます。

そのため、年齢や経験年数、職場の規模など様々な立場の方のリアルな年収を把握することが可能なため、次の章以降にて詳しく理学療法士・作業療法士の年収についてみていきましょう。

年収の算出方法
● 年収=月給×12ヶ月+年間の賞与

年齢別の平均年収

 男性女性
20~24歳319万円321万円
25~29歳388万円377万円
30~34歳423万円387万円
35~39歳468万円414万円
40~44歳488万円453万円
45~49歳510万円480万円
50~54歳582万円489万円
55~59歳558万円535万円
60~64歳445万円406万円
65~69歳432万円314万円

(参考:賃金構造基本統計調査)

まずは、年収に与える影響の高い年齢について男女別に比較しつつ紹介していきます。

結果をみると、理学療法士・作業療法士の平均年収である409万円を超えるのは男性では30~34歳、女性では35~39歳となっています。そして、年収500万円を超えるのが男性は45~49歳、女性は55~59歳となります。

ここで気になってくるのが、職場によっても年収は大きく違うのではないかという点ではないでしょうか。確かに、大きな病院、小さなクリニックでは給与体系が異なる気がしますので、その点についても確認していきましょう。

ちなみに、男女を比較すると25歳以降から年収に大きな差が生じていますが、その理由は、出産や育児、場合によっては介護などによって時短勤務や非常勤勤務に変更して働く女性が多いこと、男性の方が役職者の割合が多いことが要因となっています。そのため、常勤で働き続けている方は男性の平均を参考にした方が妥当な数値を把握することができます。

職場の規模別の平均年収

 年収平均年齢
10~99人職場428万円37.4歳
100~999人職場401万円32.4歳
1000人以上の職場419万円32.4歳

(参考:賃金構造基本統計調査)

この章では、職場の規模(全職員数)別に理学療法士・作業療法士の平均年収を示します。

上のグラフをみると、100~999人規模の中堅規模の職場で年収が低く、10~99人規模の職場で年収が高い結果となっていることが分かります。

それでは、高い年収を得るためにクリニックや訪問ステーションのような小さな職場に転職しよう!と考えた方は少しお待ちください。

本結果をじっくり見ると10~99人の職場は他よりも約5歳も平均年齢が高いために平均年収を押し上げている可能性があります。そこで、職場の規模ごとに年齢・性別を分けて年収を見ていきましょう。

【男性】規模・年齢別の平均年収

 10~99人職場100~999人職場1000人以上の職場
20~24歳321万円318万円321万円
25~29歳369万円389万円393万円
30~34歳429万円413万円444万円
35~39歳476万円455万円497万円
40~44歳460万円483万円527万円
45~49歳556万円464万円582万円
50~54歳500万円585万円810万円
55~59歳551万円585万円517万円

(参考:賃金構造基本統計調査)

まずは、男性の職場の規模・年齢別の結果です。

折れ線グラフをみると、40歳くらいまでは職場の規模による大きな差はないといえます。

しかし、全体的に1000人以上の大きな職場は他の職場よりも年収が高く、その差は40歳以降で大きくなっています。特に50~54歳の年収は他の職場よりも圧倒手金高い結果となりました。

これは、50~54歳の層はサンプル数が少ないため、もしかすると部長職などのより上位の管理職者が極端に多く含まれた偏りのあるデータとなっている可能性があります。ただし、この結果を真に受けるのであれば、大きな職場で昇進して役職手当をもらうことが高い給料をもらうためには重要であるということが分かります。

【女性】規模・年齢別の平均年収

 10~99人職場100~999人職場1000人以上の職場
20~24歳327万円320万円322万円
25~29歳352万円373万円390万円
30~34歳357万円382万円416万円
35~39歳393万円403万円443万円
40~44歳438万円449万円473万円
45~49歳422万円495万円454万円
50~54歳439万円499万円493万円
55~59歳414万円557万円639万円

(参考:賃金構造基本統計調査)

続いて、女性の職場の規模・年齢別の結果をみていきます。

女性の規模別の年収をみると男性と同じくほとんどの年齢で1000人以上の職場において高い年収となっていることが分かります。

これらの結果からなぜ、大きな病院では男女ともに給料が高い傾向にあるのかという疑問が出てくるのではないでしょうか。これは、賞与の支給額や住宅手当・家族手当などの福利厚生に関わる支給額が高いこと、スタッフ数が多いために結果的に役職手当がもらえる管理者が多いことが差が生じる理由と考えられます。

この結果をみると、高い年収をもらうためには福利厚生などが充実した職場で管理職を目指すことが重要なポイントであるといえます。

年収を上げるポイント
● 賞与・福利厚生が充実した職場で働く
● 管理職として働く

経験年数別の平均年収

 男性女性
初年度317万円306万円
1~4年目358万円355万円
5~9年目412万円369万円
10~14年目456万円416万円
15年目以上513万円458万円

(参考:賃金構造基本統計調査)

理学療法士・作業療法士は社会人を経て資格取得する方も少なくありません。

しかし、基本的に昇給額は年齢ではなく、経験年数から計算されるため、年齢ではなく経験年数ごとに年収を確認することも重要となります。

実際に、男性において30~34歳の平均年収は423万ですが、最短で働ける21歳から働き続けると同じ年齢で456万円支給されているなど、明らかに差がある結果となっています。

それでは、性別・経験年数・職場の規模別の平均年収について確認していきましょう。

【男性】規模・経験年数別の平均年収

 10~99人職場100~999人職場1000人以上の職場
初年度293万円283万円274万円
1~4年目361万円354万円365万円
5~9年目414万円410万円417万円
10~14年目456万円451万円466万円
15年目以上520万円494万円544万円

(参考:賃金構造基本統計調査)

職場の規模にかかわらず、平均年収409万円を超えるのは5~9年目であることが分かります。そして、幅が広いですが、年収500万円を超えるのはほぼ15年目以上となる結果でした。

また、上で示した年齢別の結果と同じく、大差はありませんが、職員数が1000人以上となる大きな職場の方が他の職場よりも年収が高い結果となりました。

【女性】規模・経験年数別の平均年収

10~99人職場100~999人職場1000人以上の職場
初年度371万円275万円277万円
1~4年目348万円354万円357万円
5~9年目356万円365万円382万円
10~14年目395万円412万円434万円
15年目以上412万円460万円479万円

(参考:賃金構造基本統計調査)

一方、女性の経験年数別の年収は男性の結果とは異なり、職場の規模ごとに差が分かりやすく出る結果となりました。10~99人職場の初年度の年収を外せば、職場の規模が大きいほど年収が高く、さらに経験年数に伴ってその差がどんどん広がっています。

特に経験年数によって差が広がるという結果から、昇給額を確認せずに就職・転職すると数年後に給料が上がらずに後悔することになりかねませんので、昇給額は必ず確認する必要があります。

年収を上げるポイント
● 昇給額の高い職場で働く

給料面に満足していないなら転職を考えよう

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ここまで様々な角度から理学療法士・作業療法士の平均年収について見てきましたが、あなたの今の職場の給料と見比べてみていかがでしょうか。

給料が低いと感じたとしても、あなた自身がそれ以上にやりがいを感じる職場であれば問題ありません。

しかし、やりがい以上に給料に対する不満が大きく、今後も給料がアップする見込みが少ないのであれば、思い切って違う職場を探すのも選択肢としてはありです。

また、今回の結果はあくまで平均値のため、たとえば理学療法士・作業療法士専門の転職サイトで職場探しをすると将来的に30歳で年収500万円、40歳で年収600万円をもらえる職場は十分見つけられます。

給料で失敗しない職場探しのためには転職のプロに相談

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しかし、いざ転職を検討してみようと思っても、給料面で失敗しない転職先を探すのは大変です。そんな時には、完全無料で利用できる理学療法士・作業療法士専門の転職サイトが心強い味方となってくれます。

転職サイトとは、指定したエリアや給料面などのあなたが求める条件を入力することで簡単に求人情報が収集できるサイトです。

転職サイトのココ!がメリット
● 条件を入力するだけで簡単に求人情報が収集できる
● 候補となる職場が絞れたらその職場について詳しく説明を受けられる
● 不足した情報があれば直接職場に問い合わせしてくれる
● 転職先選びに迷った時にはアドバイスを受けることができる

一応、転職サイトにもデメリットがありますので把握しておきましょう。

デメリットとしては、転職サイトは有名所だけでも10種類くらいありますが、サイトごとに求人数が異なること、すべての職場のことを完全に把握できているわけではないこと、担当者との相性が合わないことがあるなどがあります。

ただし、このデメリットに関しては、3ヶ所くらいの転職サイトに登録し、公開されている求人を閲覧したり、直接電話で話を聞くことでかたよりなく情報収集ができ、より好条件の転職先を見つけることができます。

ちなみに下記の3ヶ所のサイトは、求人件数が多く、サポート体制が充実している登録・利用が完全無料の人気が高いおすすめサイトとなっています。

全国的に多くの求人を保有する人気の転職サイトBest3

1.PT・OT・STワーカー

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『PT・OT・STワーカー』は、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の公開求人数No.1を誇る転職サイトです。
4万件以上もの求人数を取りそろえているため、数多くの求人の中からあなたにぴったりの転職先を探すことができます(2025年1月現在)。

年収500万円以上や年休130日以上など優良求人も多く、利用者満足度が非常に高い人気の転職サイトとなっています。
また、履歴書の書き方や面接での対応に不安がある方は何度でもアドバイスを受けられるなどサポート体制も充実しています。

こんな方におすすめ!
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2.マイナビコメディカル

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『マイナビコメディカル』は、転職業界大手・マイナビが運営しており、豊富な転職ノウハウを基に最適なアドバイスをもらうことができます。
また、関東に4ヶ所、東海・関西に各2ヶ所、北海道・中国地方に各1ヶ所の支社があり、全国の幅広い情報を収集しています。

そのため、はじめての転職でサポートをしっかり受けたい方、転職先の細かな情報まで知りたい方、地方への転職を検討している方にもおすすめできる転職サイトです。
分野別の求人数に関しては、病院や施設、訪問リハビリ分野の転職先が多い点が特徴となっています。

こんな方におすすめ!
・はじめての転職でサポートを受けたい
・細かな情報まで教えてもらいたい
・地方への転職を検討している

3.PT/OT人材バンク

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『PT/OT人材バンク』は、2008年から運営を開始しており、年間1.1万人が利用するリハビリ分野に特化した転職サイトです。
新着の求人情報が入り次第、小まめに連絡してもらえるなどサポート体制が特に充実しているのが特徴です。

デイサービスやデイケアなどの通所分野の転職案件を多く保有しているため、通所分野に転職希望の方はぜひ利用したい転職サイトとなっています。
上記のPT・OT・STワーカー、マイナビコメディカルと合せて利用することで大半のリハビリ職の求人を把握できるため、3つの転職サイトを併用して利用することをおすすめします。

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都道府県別おすすめ転職サイト

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転職サイトは地域によって求人数やアドバイザーのサポート体勢に大きく違いがあります。

たとえば転職サイトA社の求人数は他の転職サイトよりも○○県はとても多くても、●●県は少ないということは十分あり得ますので、転職希望の都道府県に強い転職サイトを利用することをおすすめします。

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