女性理学療法士・作業療法士のための転職先の選び方|失敗しない10のチェックポイント

career-change-of-female

※当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しており、株式会社マイナビ等のプロモーションを含みます。

● 女性ならではの転職失敗例を把握しておきたい・・・。
● 出産や子育てなど家庭生活を優先して働きたいけど、何を確認して転職先を探せば良いか分からない・・・。

そのようなことでお悩みではありませんか?

最近は、理学療法士・作業療法士の資格取得者数の増加に伴って、結婚・出産・育児を機に離職、そしてタイミングをみて条件の良い職場に再就職する女性セラピストが年々増えてきています。

そのため、多くの職場では女性が働きやすい環境作りや福利厚生の整備が行われるなど無理に今の職場にしがみつかなくても良い環境で働ける状態になりつつあります。

しかし、中には残業が多く、休みが取りにくいなどプライベートの時間を優先できない職場や育児に対する配慮が乏しい職場、さらには女性が昇進しにくい職場など、まだまだ女性が働きにくく、安易に転職すると大失敗する職場が存在するのも事実です。

そこで、この記事では女性の理学療法士・作業療法士が転職活動時に知っておくべきよくある失敗例と後で後悔しないためにチェックすべき10のポイントについて紹介します。

女性の理学療法士・作業療法士が転職時に確認すべき10のチェックポイント

career-change-of-female

女性ならではのよくある失敗を避けるため、そして家庭生活も大切にしながら働くことができる職場を見つけるためには、以下のポイントを確認することが重要です。

そして、チェックポイントを見ながらあなたなりの絶対に譲れないこと、妥協できることに仕分けできるとスムースに後悔しない職場探しを行うことができます。

① 興味のある分野

転職先を見つけるためによほどのことがない限り外して欲しくないポイントが興味がある分野か否かという点です。

例えば中枢疾患のリハビリが行いたいのに整形疾患ばかりの職場に転職した、慢性期に興味があるのに急性期の病院に転職したというケースでは、やはり自分の興味がない分野なのでいずれ不満がでる結果となります。

興味のない職場に転職することなんてあるの?っと思う方もいると思いますが、これから紹介する給料や通勤時間、残業時間、託児所の有無などの優先度を上げすぎるとついつい、興味がある分野であるかの優先度を下げてしまう方も多いです。

毎日のように仕事をすることを考えると、あなたの興味があり、これまでの経験を活かせる職場であるかを必ず確認することは重要といえます。

CHECK
● 対象となる患者・利用者層
● これまでの経験が活かせるか

② 給料

pt-ot-st-annual-income

理学療法士・作業療法士の離職する主な理由は給料の少なさです。

上の図は年齢ごとの男女別の平均年収をあらわしており、全体の平均年収は409万円となっています。

男女別にみると20~24歳を除いてどの年齢においても女性の方が平均年収が低くなっていますが、これは、25歳以降あたりから結婚・出産・育児または介護により時短勤務や非常勤での勤務に切り替えていることなどが大きな要因です。

そのため、常勤のフルタイムで働く場合には男性の平均と比較して低すぎないか、時短勤務にて働く場合には女性の平均と比較して低すぎないかを確認しましょう。また、昇給額や賞与(ボーナス)が毎年減らされずに支給されているかも要チェックです。

CHECK
● 平均年収より低すぎないか
● 数年~数十年にかけての昇給額
● 過去数年の賞与の支給実績

給料面で失敗しないためのチェックポイントは「理学療法士・作業療法士の給料が上がる・下がる転職先の見極め方|年収をアップさせる10のチェックポイント」で詳しく解説しています。

③ 身体的な負担

理学療法士・作業療法士は数ある医療系の職種の中でも介助や歩行練習など身体を使ったハードな仕事といえます。

そのため、毎日疲れが取れなかったり、腰痛を経験する方も多く、特に女性の多くは身体的な負担を減らすことを転職先に求める条件に入れているほど重要なポイントとなっています。

少しでも身体的な負担が少ない職場を探すためには、患者または利用者の重症度、重症度に応じた担当者分けが考慮されているか、毎日の目標単位数を確認しましょう。

中には訪問リハビリ分野に転職してリハビリ時間自体が減り、さらに重症者の割合が少なかったことで腰痛が治った方もいます。無理のない職場選びもプライベートの両立には重要といえます。

CHECK
● 患者または利用者の重症度
● 重症度に応じた担当者選定の有無
● 毎日の単位実施数

④ 休みの取りやすさ

休みがしっかりと取れるかは仕事とプライベートとの両立に欠かせないポイントとなります。

年間の規定休日数・有給日数は職場によって異なるため、入職後に意外に年間の休日が少ないと後悔しないためにも必ず確認が必要です。また、規定の日数が多くても月に申請できる休日希望数や土日祝日の休日数が少なく、有給消化率が低い職場もありますので合せて確認しましょう。

出産や育児にあたり、産休や育休を取得できますが、特に育休に関してはこれまでの取得人数や取得期間の実績を把握することであなたのライフプランによりマッチした職場探しができます。

また、子どもが体調不良の際に取得できる「子の看護休暇」、親などの介護の際に取得できる「介護休暇」は職場によって運用が異なりますので、取得条件を確認しておくと安心して転職することができます。

CHECK
● 年間の休日数
● 月に申請できる休日希望数
● 月間の土日祝日の休日数
● 年間の有給消化率
● 産休・育休のこれまでの実績
● 子の看護休暇、介護休暇の取得実績

⑤ 就業時間

この就業時間に関して、男女問わず離職理由の上位にランクインするのが残業時間の長さです。

カルテ入力や書類作成、後輩指導、話し合い、会議などにより、毎日のように就業時間を超過する職場も少なくはありません。平均的な残業時間、そして残業代が支払われているかに関しては必ず確認しておきましょう。

また、女性の場合は子どもが小さいうちは常勤での短時間勤務(時短勤務)形式にて働く方も少なくありませんが、時短勤務が取得できる期間は職場によって異なります。

時短勤務を考えている場合には、希望する職場は子どもが何歳まで時短勤務を認めているのかを必ず確認しましょう。中には小学生入学までと規定しており、それ以降は泣く泣く非常勤でのパート勤務に変更する場合があり、大きく年収が低下する事態となるためご注意ください。

CHECK
● 残業時間
● 時短勤務が取得できる条件
● 早出勤務・遅出勤務の有無

一般的な残業時間は「理学療法士・作業療法士の平均残業時間|年齢・性別・職場別の残業状況」で詳しく解説しています。

⑥ 通勤時間

続いても時間に関わるチェックポイントですが、上で紹介した就業時間に加えて通勤時間に関しても考えておく必要があります。

特に子育てを行いながら仕事を行う場合、朝は子どもの準備や保育園などへの送迎、帰ってからは夕飯の支度などやることは山のようにあります。

にも関わらず、通勤時間は片道1時間くらいかかると仕事と家庭生活の両立は徐々に難しくなってきます。片道45分以上かかる職場は注意が必要です。

また、病院や老健、クリニック、訪問ステーションなどを持つ大きな法人では異動や研修のためにローテーションが行われ、想定外に職場が遠くなることもあるため、異動などの可能性は確実に確認しましょう。

CHECK
● 通勤時間
● 異動の有無

⑦ 育児への理解

子育てを行いつつ、仕事を行うためには職場の理解があることが大切となってきます。

中でも直属の上司の理解はとても重要であり、定時で仕事を終えて子どものお迎えに行くための仕事量の調整、子どもの体調不良による急な早退・欠勤時に嫌な顔をせずに対応してくれるかなどは精神的な負担を少なく家庭生活と両立するために欠かせません。

転職前にこの点ついて把握することは難しいですが、育児への理解が少なすぎる場合は育児しながら働きにくい職場であるため、すでに離職している方が多いです。

スタッフ数に対して育児を行っている女性が少ない職場は注意が必要といえます。

CHECK
● 育児を行っている女性の数
● 出産後の女性離職者数

⑧ 託児所の有無

最近では、大きな病院はもちろん、小さな事業所でも託児所を準備している職場が増えてきています。

絶対に必要という訳ではありませんが、子どもの年齢によっては定員オーバーで希望する保育園に入園させられないことや、病児保育には対応していないことが多いため託児所があるにこしたことはありません。

CHECK
● 託児所の有無
● 託児所の運営状況

⑨ 昇進

リハビリ業界の女性管理職の数はまだまだ男性と比べると少ないものの、少しずつ増えてきています。

管理職の求人募集は非公開案件となりやすくホームページではなく、転職サイトに掲載されることが多いのですが、実際に求人情報を確認すると男女問わず数多くの求人が出されています。

そのため、今の職場で女性管理職として働きにくさを感じる場合、将来的に管理職を目指したい場合は転職サイトを活用することで、やりがい・年収ともにアップさせることが可能です。

逆に昇進したくない方は、経験年数が低いスタッフばかりの職場や少人数職場では任される可能性もあるため、在籍スタッフの経験年数などを確認しておくと無難です。

CHECK
● 女性管理職の人数
● 一般スタッフの経験年数

管理職案件の探し方は「理学療法士・作業療法士が管理職募集の求人を探す最適な方法|転職で年収・やりがいアップさせるには」で詳しく解説しています。

⑩ 人間関係

最後に確認すべきこととしては、給料に並んで離職理由の大半を占める人間関係です。

特に上司、少人数職場であれば看護師など多職種との関係性はとても重要であるといえます。

しかし、残念ながら求人票やホームページを見ても、職場見学時に見ても早々分かりません。

人間関係に関しては知り合い伝いに聞く、または情報網の整った転職サイトの担当者に確認して情報をキャッチする必要があります。

CHECK
● 転職サイトに確認

転職前に10のチェックポイントを確認する方法

career-change-of-female

次にこれまで紹介した10種類のチェックポイントの確認方法について紹介します。

確認する主な手段としては以下の4種類の方法があります。

【チェックポイントの確認方法】
● ホームページの求人覧を確認する
● 知り合い伝いに聞く
● 職場見学時に直接聞く
● 転職サイトを利用する

ホームページの求人覧を確認する

ホームページでは、給料面や休暇日数、勤務体系などについて確認することが可能です。

しかし、人間関係や残業時間、子育てなどへの配慮はもちろん記載されていないため、数字では見えないような女性の働きやすさに関しては確認することができないデメリットがあります。

知り合い伝いに聞く

もしも気になる職場に友人や知人が働いており、しっかりと教えてくれるのであれば信頼性が高く、失敗しにくい職場探しに近づきます。

しかし、根掘り葉掘り聞いたうえでやっぱりやめると言いづらいことや、聞けることを重要視してはじめから転職先を絞ってしまうこと、なにより現実的に知人が働いておらず聞けないという人が大半ではないでしょうか。

職場見学時に直接聞く

続いて細かく情報を得る方法としては、実際に職場を見学した際に担当者に聞く方法があり、正確な情報が得られます。

しかし、家庭生活を優先しすぎた質問を行いすぎると相手に仕事をしっかり行ってくれるかなとマイナスのイメージを与える可能性がありますので注意が必要です。また、希望する転職先すべて見学にて細かな情報を得るのはかなりの手間と労力がかかるデメリットがあります。

転職サイトを利用する

その点、転職サイトを利用することで求人募集しているかはもちろん、上で紹介したチェックポイントについても簡単に把握・比較することができます。

もしも、欲しい情報が掲載されていなければサイトの担当者の方から電話などで確認してもらうこともできます。自分で職場とのやりとりを行わなくても良いというのが精神的にもかなり助かるため、最もおすすめな方法といえます。

転職先の情報収集・職場選びに悩んだ時は転職のプロに相談

career-change-of-female

職場の情報収集、転職先選びに悩んだ際には転職サイトが心強い味方となってくれます。

転職サイトでは、あなたが希望するエリアや給料などをサイト内で検索することで一括で求人情報を収集できます。また、候補となる職場が絞れたらその職場について詳しく説明を受けたり、疑問点は確認も行ってくれます。さらに、転職先選びに迷った時にはアドバイスを受けることも可能です。

転職サイトのデメリットとしては、転職サイトは有名所だけでも10種類くらいありますが、サイトごとに求人数が異なること、すべての職場のことを完全に把握できているわけではないこと、担当者との相性が合わないことがあるなどがあげられます。

ただし、このデメリットに関しては、3ヶ所くらいの転職サイトに登録し、公開されている求人を閲覧したり、直接電話で話を聞くことでかたよりなく情報収集ができ、より好条件の転職先を見つけることができます。ちなみに下記の3ヶ所のサイトは登録・利用が完全無料の人気の高いおすすめサイトとなっています。

全国的に多くの求人を保有する人気の転職サイトBest3

1.PT・OT・STワーカー

ptotstworker

『PT・OT・STワーカー』は、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の公開求人数No.1を誇る転職サイトです。
3.9万件以上もの求人数を取りそろえているため、数多くの求人の中からあなたにぴったりの転職先を探すことができます。

年収500万円以上や年休130日以上など優良求人も多く、利用者満足度が非常に高い人気の転職サイトとなっています。
また、履歴書の書き方や面接での対応に不安がある方は何度でもアドバイスを受けられるなどサポート体制も充実しています。

こんな方におすすめ!
・多くの求人の中から転職先を選びたい
・利用者満足度の高いサイトを利用したい
・求人情報や面接対策などしっかり教えてもらいたい

2.マイナビコメディカル

mynavi-co-medical

『マイナビコメディカル』は、転職業界大手・マイナビが運営しており、豊富な転職ノウハウを基に最適なアドバイスをもらうことができます。
また、関東に4ヶ所、東海・関西に各2ヶ所、北海道・中国地方に各1ヶ所の支社があり、全国の幅広い情報を収集しています。

そのため、はじめての転職でサポートをしっかり受けたい方、転職先の細かな情報まで知りたい方、地方への転職を検討している方にもおすすめできる転職サイトです。
分野別の求人数に関しては、病院や施設、訪問リハビリ分野の転職先が多い点が特徴となっています。

こんな方におすすめ!
・はじめての転職でサポートを受けたい
・細かな情報まで教えてもらいたい
・地方への転職を検討している

3.PT/OT人材バンク

pt-ot-jinzaibank

『PT/OT人材バンク』は、2008年から運営を開始しており、年間1.1万人が利用するリハビリ分野に特化した転職サイトです。
新着の求人情報が入り次第、小まめに連絡してもらえるなどサポート体制が特に充実しているのが特徴です。

デイサービスやデイケアなどの通所分野の転職案件を多く保有しているため、通所分野に転職希望の方はぜひ利用したい転職サイトとなっています。
上記のPT・OT・STワーカー、マイナビコメディカルと合せて利用することで大半のリハビリ職の求人を把握できるため、3つの転職サイトを併用して利用することをおすすめします。

こんな方におすすめ!
・長い運営実績の転職サイトを利用したい
・新着情報をこまめに連絡して欲しい
・通所分野への転職を検討している

都道府県別おすすめ転職サイト

prefectures

転職サイトは地域によって求人数やアドバイザーのサポート体勢に大きく違いがあります。

たとえば転職サイトA社の求人数は他の転職サイトよりも○○県はとても多くても、●●県は少ないということは十分あり得ますので、転職希望の都道府県に強い転職サイトを利用することをおすすめします。

理学療法士専用!おすすめ転職サイト

作業療法士専用!おすすめ転職サイト

言語聴覚士専用!おすすめ転職サイト