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● 採用面接時の自己紹介・自己PRで何を伝えればよいか分からない・・・。
● アピールポイントが思いつかないから話せることを知りたい。
このような悩み・疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。
新卒理学療法士・作業療法士の採用率は、学校数の増加により年々低下しています。
そのため、不採用にならないためには直接あなた自身をアピールできる面接での自己紹介・自己PRが非常に重要となります。
その理由は、最近は平均的な能力の人材よりも強みを活かして組織に貢献できる人材が求められているからです。
もしも、下記のような自己PRを話そうと考えている方はアピール不足により不採用となる可能性が高く、注意が必要です。
【面接での自己PR失敗例】
■ あなたの強み・長所がよく分からない
■ これまで何を成し遂げたか分からない
■ 入職後に何を貢献できるのか分からない
面接でしっかりと自分をアピールするためには、まずはあなた自身の強み・長所を再認識し、具体的に何を伝えるのかを考えることが大切です。
そこで本記事では、新卒理学療法士・作業療法士のための失敗しない面接での自己紹介、自己PRを行うために重要な5つのステップと例文を紹介します。
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目次
面接時によくある質問内容「自己紹介」と「自己PR」の違い

冒頭から「自己紹介」と「自己PR」を並列に述べてきましたが、実は自己紹介と自己PRは質問の意図は大きく異なるため注意が必要です。
「自己紹介の次に、自己PRを行ってください」と質問された際に、それぞれ明確に分けて答えられるように、まずは違いを把握しておきましょう。
自己紹介とは
自己紹介では、あなた自身についてを1分以内で述べ、どのような人物であるかを簡潔に面接官に伝えます。
【自己紹介で伝える内容】
● 学校名
● 氏名
● 趣味
● 特技
● 簡潔な自己PR
自己紹介では面接官は、短い時間で自分自身のことを相手に伝える能力があるかを確認しています。
そのため、長くなりやすい自己PRは趣味や特技と合せつつ端的に説明することがポイントです。
自己紹介は面接の冒頭で聞かれる質問であり、あなたの第一印象を作る重要なタイミングとなります。
好印象を持ってもらえるように、話す内容以外にも表情や姿勢、口調などに注意しつつハキハキと行うように意識しましょう。
自己PRとは
自己PRでは、あなたの強みや長所を具体的に説明し、入職後どのように職場に貢献できるかを1分程度で面接官にアピールしていきます。
【自己PRで伝える内容】
● 強みや長所
● 関連する具体的なエピソード
● 強みを活かして入職後はどのように貢献したいか
短時間で面接官の心に残るアピールを行うためには、伝える強み・長所は1~2つに厳選し、具体的にイメージできるエピソードや根拠となる数字を合せて伝えるのがポイントです。
具体的なエピソードが分かりにくい、アピールが控えめすぎると採用する価値を感じてもらえないため、恥ずかしがらず明確にアピールすることが大切です。
また、自己PRはあなた自身の強みを伝えるだけではなく、入職後にその強みを活かして理学療法士・作業療法士としてどのように職場に貢献できるのかも伝えましょう。
自己PRは、あなたを採用する価値があるかを判断する重要な質問です。下記のステップにそって失敗しない自己PRを行いましょう。
新卒理学療法士・作業療法士が失敗しない自己PRを行うための5つのステップ

面接官に採用したいと思ってもらえる自己PRを行うには、以下の5つのステップを参考に内容を考えることが重要です。
不採用通知がきてから「もっと、考えて自己PRすべきだった」と後悔しないために、1つ1つじっくり確認していきましょう。
失敗しない自己PRを行う5つのステップ
Step1:自己PRを行う心構えを知る
Step2:自己分析をしっかりと行う
Step3:強みを客観的な事実で裏付けする
Step4:あなたを採用するメリットをアピールする
Step5:話す内容以外にも注意する
Step1:自己PRを行う心構えを知る

上でもお伝えしましたが、自己PRは1分程度で簡潔に伝えることが基本です。限られた時間の中であなたの魅力をしっかりと伝えるためには、あなたの強みや長所を1~2つに絞り、エピソードを交えて伝える必要があります。
たくさんアピールしようとすると1つ1つの経験を深く伝えられず面接官の心に刺さらない自己PRとなってしまうため、伝えたい強みとエピソードは厳選することが大切です。
また、自己PRが短すぎる場合は強みがない学生、伝える能力が低い学生とマイナスの印象を与えてしまうため、注意が必要です。1分程度でしっかりと伝えている他の学生と比べると採用に大幅に不利になることは間違いありません。
そして、絶対に行ってはいけないのは嘘や誇張した表現を使用することです。ある程度の面接歴があれば、踏み込んだ質問をした際の返答時の表情や発言内容で見抜かれる可能性が非常に高いです。
Step2:自己分析をしっかりと行う

自己PRを行う上で最も重要となるのが自己分析を行い、あなたの強み・長所を把握することです。
なぜ把握することが重要かというと、伝えたい強みが把握できていない、または決まらないと次のステップの強みを基に具体的なエピソードで裏付ける作業がうまくできないからです。
強みは協調性がある、責任感が強い、継続力が高いなど人によって大きく異なります。そのため、自分自身と対話することが大切です。
しかし、何度考えても強みが分からない、本当に強みといえるのか自信がない方は無料で自己診断ができるツールを利用して強みや長所を探す作業から始めましょう。ちなみに、強みを探す上で最もおすすめの自己診断ツールは「グッドポイント診断」です。
自己診断ツール「グッドポイント診断」とは

「グッドポイント診断」は、リクナビNEXTが提供している誰でも無料で利用することができる自己分析ツールです。約300問もの質問が用意されており、回答していくことであなたの強みを自動的に診断してくれます。
本格的な自己診断ツールのため質問数が多く、回答に20~30分かかりますが、その分診断の妥当性が高いため、強みを知る手段としてはトップクラスの人気を誇るツールとなっています。
グッドポイント診断の診断内容

「グッドポイント診断」は、18種類に分類されたカテゴリーの中からあなたの特に強みといえるベスト5を抽出して長所を診断してもらえます。
具体的なコメントも閲覧できるため、自分では気づかなかった意外な強みを客観的に見つけやすく、自己PRの内容を考える際に非常に役立つツールとなっています。
グッドポイント診断の利用方法

利用するためには、まずはグッドポイント診断を提供している「リクナビNEXT」のホームページにアクセスします。
そして、下の『まずは会員登録』をクリックします。

次に、会員登録のページに入りますので、はじめにメールアドレスの登録を行います。
その後、氏名や生年月日といった1分程度で行える簡単な入力を行えば登録完了です。

無料会員登録を行ったら、ログイン画面からマイページを開きます。
そして、マイページに入り、下にスクロールしていくとグッドポイント診断という緑色のボタンを見つけることができます。このボタンを押せば受検が開始され、回答後にはあなたの強みを知ることができます。
Step3:強みを客観的な事実で裏付けする

「グッドポイント診断」にて強みや長所を見つけることができたら、次はその強みを具体的な経験や客観的な事実で裏付けしていきます。
裏付けが必要な理由は、長所のみを述べただけでは面接官は本当にそんな長所があるのかイメージが付かず、一緒に働きたい人材と思ってもらえないためです。
そのため、まず「〇〇が強みです」、「〇〇が長所です」とあなたの強み・長所をストレートに伝えた上で、強みといえる根拠として「その理由は〇〇です」とこれまでの行動や実績を伝えることが重要です。
強みを裏付けるエピソードについては、実習やサークル、学園祭、バイト、趣味活動など何でも構いませんが、誰が聞いても「それなら強みといえるね」と思ってもらえるエピソードを選ぶ必要があります。もしも、強みを裏付ける客観的な事実が曖昧な場合は、面接官から事実確認のための踏み込んだ質問をされる可能性が高いため、じっくりと考えてエピソードを選びましょう。
Step4:あなたを採用するメリットをアピールする

自己PRは名前の通り、自分の価値をアピールすることを求められているため、強みや長所を明らかにして、客観的な事実を伝えただけでは不十分です。
採用側としては、一度雇ってしまえば簡単に解雇できませんし、長年にわたって給与を支払い続ける必要があるため、より採用する価値が高い人材を求めています。
そのため、あなたの強みをどのように仕事に活かすのか、職場に価値を与えられるのかまで伝える必要があります。ただし、オーバーに言い過ぎると自信過剰と受け取られる可能性があるため、あなたの強みを軸に社会人、理学療法士・作業療法士に必要な協調性、コミュニケーション力、積極性、学ぶ姿勢を交えながら与えられる価値を考えていきましょう。
その際、志望先が力を入れていることを把握して含められるとよい印象を与えることができます(例:回復期病棟ならばFIM指数の向上、老健ならば在宅復帰率の向上など)。
Step5:話す内容以外にも注意する

理学療法士・作業療法士は必ず人を相手にする職業であるため、面接時には話す内容だけでなく話す姿勢・雰囲気も確認されます。
そのため、表情や話し方などにも注意する必要があります。
【面接時の話し方のポイント】
● 目線は質問者に向ける
● 姿勢を正して座る
● 表情は硬くなりすぎない
● ある程度大きな声でハッキリと話す
● 適切な敬語を用いて丁寧に話す
面接時はとても緊張すると思いますが、相手は同じ人間ですので気負う必要はありません。本来のあなたの魅力を伝えられるようリラックスして臨みましょう。
面接時に自分のよさを面接官に伝えるためには、自己PRなどの質問される可能性が高いものは事前に話す内容を考えておき、余裕を持っておくことが大切です。
新卒理学療法士・作業療法士向け面接時の自己PR例文集

ここからは、「やっぱり、自己PRで何を伝えたら良いか分からない!」という方のために、強み・長所別に自己PRの例文を紹介します。
あくまで自己PRは自分らしさが重要です。回答内容を基に踏み込んだ質問をされても慌てないようにあなたの強みに合った例文を参考に考えるようにしましょう。
あなた自身の強みが分からない方は、無料で行える自己分析ツール『グッドポイント診断』を行ってから例文を確認することで具体的にイメージできるため、まずは自己診断を行うことをおすすめします。
それでは、グッドポイント診断の結果と診断結果を基にした自己PRの例文について紹介します。
強みが「柔軟性」の場合の自己PR例
【グッドポイント診断の結果】

【強みを活かした例文】
私の強みは物事を柔軟に考えられる力があることだと考えています。学校の試験の際には苦手な科目を克服するために勉強する時間や場所を変えたり、時には他の学生と問題を出し合いながら覚えたりと工夫して学習しました。その結果もあり、授業中は難しくて分かりにくかった運動学の試験にてクラスで1番の点数を取ることができました。
この柔軟性を活かして就職後は、患者様の身体・認知機能やADLを効果的に上げるための理学療法(作業療法)を行い、貴院のFIM利得や自宅復帰率の向上に貢献できたらと思っております。
強みが「親密性」の場合の自己PR例
【グッドポイント診断の結果】

【強みを活かした例文】
私の強みは信頼関係を築ける力があることだと考えています。高校生時代にはバスケットボール部のキャプテンを務め、一人一人の悩みなどをじっくり聞きながらチームの結束を固め、地区大会優勝に貢献できたと思っています。
この信頼関係を築ける力を活かして就職後は、患者様それぞれの希望や悩みをしっかりと理解し、QOLまで上げられる理学療法(作業療法)を提供したいと思っております。
強みが「感受性」の場合の自己PR例
【グッドポイント診断結果】

【強みを活かした例文】
私の強みは相手の気持ちを理解して行動できる力があることだと考えています。バイトを行っております飲食店では、業務に慣れない後輩に対して表情やしぐさを見ながら声をかけてアドバイスを行っており、今では指導係を任されています。
この相手の気持ちを理解して行動できる力を活かして、患者様の気持ちに寄り添った理学療法(作業療法)を行い、入院中の満足度向上に貢献したいと考えております。
強みが「悠然」の場合の自己PR例
【グッドポイント診断結果】

【強みを活かした例文】
私の強みは物事をじっくりと考えて行動できることだと考えています。卒業研究の際には研究計画の立案・修正を周囲が測定を始める中で焦らず何度も練り直しました。研究計画をしっかりと練ったこともあり、その後のデータ測定などは問題なくスムースに行うことができ、さらに学部内で優秀賞をいただくことができました。
このじっくりと考えられる力を活かして患者様の機能に即した理学療法(作業療法)介入を行い、貴院のFIM利得や自宅復帰率の向上に貢献できたらと思っております。
まとめ
本記事では学生・新卒の理学療法士・作業療法士向けに面接時に失敗しないための自己PRの考え方、例文などを紹介しました。
面接時に自己PRがうまく行えないと、あなたの魅力が伝わらず不採用となってしまう可能性が高まります。
あなたの魅力を伝えるためにはまずは自分の強みや長所を把握した上で、これまでの経験を交えて客観的に伝えることが大切です。
強み・長所が把握できていない方は、まずは自己診断を行い、あなた自身の強みを知ることから始めることをおすすめします。
本記事は2025年1月現在の情報に基づきます