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● 面接時の自己PRで何を伝えればよいか分からない･･･。
● アピールポイントが思いつかないから話せることを知りたい。
このような悩み・疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。
理学療法士・作業療法士の有資格者数は年々増えてきており、最近は人気の高い職場への転職は一段と難しくなっています。そのため、志望する職場に採用されるためには、面接での自己PRであなたの強みをアピールすることが重要です。
しかし、面接での自己PRにおいて強みや長所、理学療法士・作業療法士としてのこれまでの経験が伝えられないと不採用となる可能性が高まります。
そんな面接での自己PRですが、5つのステップにそって行うことであなたの魅力をしっかりとアピールすることができ、採用される確率をぐっと高めることができます。
そこで本記事では、転職したい理学療法士・作業療法士が必ず知っておきたい面接時の自己PRの方法、パターン別のの例文を紹介します。
新卒者向けの面接での自己PR方法はこちら
⇒ 新卒理学療法士・作業療法士の面接での自己紹介・自己PRの回答方法＆例文
転職者向けの自己PRの書き方はこちら
⇒ 理学療法士・作業療法士の自己PRの書き方・例文｜転職時の履歴書作成7つのポイント
目次
面接時の自己PRはとても重要
面接での自己PRは、あなたのこれまでの理学療法士・作業療法士としての経験やスキル、強み、実績を伝えられる数少ない重要な手段です。
採用側は自己PRの内容を基に、職場の理念・方針・雰囲気に合っているか、職場の弱点を補える人材であるかを判断しています。
自己PRの発言内容を基に深掘りするような質問が返ってくることも多いため、矛盾がないようにしっかりと考えた上で話す必要があります。
よくある間違いとして、「自己PR」と「自己紹介」を混同して答えている方がいますが、実はそれぞれの質問の意図は大きく異なります。混同しないように、違いを把握しておくことが重要です。
自己PRとは
そもそも、自己PRとは自分自身の強みや長所を具体的に説明し、あなたを採用するメリットを1分程度で面接官にアピールする場です。
【自己PRで伝えるべき内容】
● 強みや長所
● 関連する具体的な経験
● 入職後に貢献できること
短時間で面接官の心に残るアピールを行うためには、伝える強み・長所は1～2つに厳選し、根拠となる経験や実績を客観的な数字や名称を用いて伝えるのがポイントです。
また、自己PRはあなた自身の強みを伝えるだけではなく、入職後にその強みを活かして理学療法士・作業療法士としてどのように職場に貢献できるのかも伝える必要があります。
自己紹介とは
自己紹介では、あなた自身について1分以内で述べ、どのような人物であるかを簡潔に面接官に伝えます。
【自己紹介で伝える内容】
● 氏名
● 理学療法士・作業療法士としての経歴
● 趣味
● 特技
● 簡潔な自己PR
自己紹介では面接官は、短い時間で自分自身のことを相手に伝える能力があるかを確認しています。
そのため、長くなりやすい自己PRは理学療法士・作業療法士としての経歴や趣味、特技と合せて端的に説明することがポイントです。
理学療法士・作業療法士が面接で失敗しない自己PRを行う5つのステップ
面接官に採用したいと思ってもらえる自己PRを行うには、以下の5つのステップを参考に内容を考えることが重要です。
不採用通知がきてから「もっと、考えて自己PRすべきだった」と後悔しないために、1つ1つじっくり確認していきましょう。
失敗しない自己PRを行う5つのステップ
Step1：自己PRを行う心構えを知る
Step2：自己分析を行う
Step3：職場が求める人材像を把握する
Step4：客観的な事実を基にアピールできる内容を考える
Step5：面接時は話す内容以外も注意する
Step1：自己PRを行う心構えを知る
前述の通り、自己PRは1分程度で簡潔に伝えることが基本です。短時間であなたの魅力を伝えるためには、強みや長所を1～2つに絞り、これまでの理学療法士・作業療法士の経験を交えて伝える必要があります。
たくさんアピールしようと思うと1つ1つの経験を深く伝えられず、面接官の心に刺さらないため、伝えたい強みは厳選することが大切です。
また、自己PRが短すぎる場合は強みがない人、伝える能力が低い人とマイナスの印象を与えてしまうため、注意が必要です。
そして、絶対に行ってはいけないのは嘘や誇張した表現を使用することです。ある程度の面接歴があれば、踏み込んだ質問に対する返答内容や表情で見抜かれる可能性が非常に高いです。
Step2：自己分析を行う
自己PRで伝える内容を考える際は、まずは入念に自己分析を行いましょう。
転職時に不採用になる方は、自分自身の強みを理解していない、または強みに自信が持てずに面接時に控えめに伝えていることが多いです。
そのため、下記のようにこれまでの理学療法士・作業療法士としての働きを振り返り、少しでも多くアピールできる強みや長所、経験を挙げることが大切です。
例）アピールできる強み・経験
● 内科的なリスクが高い方でも落ち着いてリハビリが行える
● 訪問リハを100症例以上経験した
● 主任業務を3年行った
それでも「まったく思いつかない･･･。」という方は、気軽に強みや長所を自己診断できるツールを活用することをおすすめします。無料で行える自己診断ツールの中では、特に分析の妥当性が高い『グッドポイント診断』がおすすめです。
利用方法は「強み・長所が分からない理学療法士・作業療法士の自己分析方法」で詳しく解説していますので気になる方は参考にしてください。
Step3：職場が求める人材像を把握する
職場は目的を持って求人を出しています。たとえば、弱点に感じている分野を補強できる、管理業務ができるなど求める人材は職場によって大きく異なります。
そのため、自己PRを行う際は、転職先が求める人材を把握した上であなたの強み・経験がマッチする点を伝えることが重要です。
たとえば、整形疾患のリハビリに強い理学療法士・作業療法士を求めている職場に「100例の脳卒中のリハビリ経験があります」と自己PRしてもまったく効果はありませんし、むしろ職場のことを分かっていない人とマイナスの印象を与えかねません。
転職候補の職場の理念や力を入れて取り組みたいと考えている分野、見学時の説明を振り返り、転職先は何を求めているのか考えることが大切といえます。
Step4：客観的な事実を基にアピールできる内容を考える
あなた自身の強みと転職先が求める人材が把握できたら、いよいよ伝える内容を検討します。
自己PRの内容を考える際は、「得意です」、「頑張ってきました」といった主観的な表現は避け、面接官に信用してもらえるような客観的な事実を基に伝えるのがポイントです。
そのため、以下のような理学療法士・作業療法士としての実績や努力を明確に伝えられる数字や名称を盛り込むことが重要です。
例）客観的事実を基にした経験
● 〇〇な疾患を〇例経験しました
● 〇回学会発表しました
● 〇〇の資格を保有しています など
そして、客観的な事実を示した上で、入職後には職場に何が貢献できるのかといった、あなたを採用するメリットも伝えることができれば採用がぐっと近づきます。
採用するメリットを伝える際は、職場見学時に聞いた内容などを前置きすることで「今後は〇〇に力を入れて取り組みたいとお聞きしましたので、私の〇〇の経験を活かせればと考えております。」と自然にアピールすることができます。
Step5：面接時は話す内容以外にも注意する
最後に面接時の話す内容以外の注意点について紹介します。
面接時には話す内容だけではなく、話す姿勢・雰囲気も確認されます。
特に、経験年数が1～3年の場合は人間関係に問題があって前職を離職したのではないか？、ある程度の経験年数の場合は後輩育成や管理職を任せられるか？などといった人間性を入念にみています。
そのため、表情や話し方などにも注意する必要があります。
【面接時の話し方のポイント】
● 目線は質問者に向ける
● 姿勢を正して座る
● 表情は硬くなりすぎない
● ある程度大きな声でハッキリと話す
● 適切な敬語を用いて丁寧に話す
うまく話そうと意識するあまり余計にぎこちなくならないよう注意が必要です。
面接時はとても緊張すると思いますが、本来のあなたの魅力を伝えられるようリラックスして臨むことが大切です。
転職時の面接での理学療法士・作業療法士の自己PR例文
「やっぱり自己PRで何を伝えたら良いか分からない！」という方のために、転職先別の自己PRの例文を紹介します。
あくまで自己PRは自分らしさが重要です。例文を参考にあなたの魅力が伝わるようにアレンジして考えることが大切です。
急性期から回復期への転職時の例文
私は5年間総合病院に勤務し、整形・脳血管・内部疾患など多岐に渡る急性期のリハビリ介入を行ってきました。その中で3学会呼吸認定療法士を取得するなど特に内部疾患について勉強を進めてきました。また、最後の1年間は教育係として後輩育成にも関わりました。私は相手のペースをみながら教えられることが長所であると考えています。
貴院は最近重症患者の受け入れ割合が増えており、重症者のリスク管理に対処できる人材の育成に尽力していると見学時に聞かせていただきました。私のこれまでの急性期での介入経験、後輩指導の経験を活かして貢献させていただければと考えております。
回復期から老健への転職時の例文
私は3年間回復期リハビリテーション病棟に勤務し、重症な患者様でも介入方法を工夫して自宅退院につなげてきました。また、私の長所は継続して物事に取り組めることであると考えており、毎年約10回は院外の研修に参加し、スキルアップを心がけてまいりました。
貴施設の見学時に在宅復帰率の向上が課題であると聞かせていただきましたが、私のこれまでの回復期での介入経験や長所を活かして貢献させていただければと考えております。
訪問リハビリからデイケアへの転職時の例文
私は3年間訪問リハビリに関わり、年間50例以上の利用者の介入を経験しました。私の長所は相手の希望をよく聞けることであると考えており、その長所を活かして利用者・ご家族が望む生活が営めるよう支援してきました。
貴施設の見学時に自宅生活に即した介入が行えるようさらに介入内容の改善を図りたいと聞かせていただきました。私のこれまでの在宅リハビリの経験を活かして貢献させていただければと考えております。
面接に自信がない方へ
ここまで読み進めても、どうしても面接に自信がなく、困っている方は無料で面接試験についての個別相談・練習を行ってもらえる転職サイト「PTOTSTワーカー」を活用するのがおすすめです。
経験年数、転職先の特徴、あなたの強み・経験に応じて適切なアドバイスをもらうことができるため、少しでも不安がある方は利用する価値があると思います。
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まとめ
本記事では転職を考えている理学療法士・作業療法士が面接時に失敗しない自己PRを行うための5つのステップと例文について紹介しました。自己PRがうまく行えないと、あなたの魅力が伝わらず不採用となる可能性が高いです。
あなたの魅力を伝えるためにはまずは自分の長所・強みを把握し、具体的な実績で裏付け、採用する価値を伝えることが大切です。
強み・長所が把握できていない方は、まずは「強み・長所が分からない理学療法士・作業療法士の自己分析方法」を参考にあなた自身を知ることからはじめましょう。
また、面接にどうしても自信がない方は無料で利用・相談できる転職サイト「PTOTSTワーカー」を活用することをおすすめします。
